Tab は自動補完に特化した Cursor モデルです。使い込めば、つまり提案を受け入れたり、拒否することで意図を知らせるにつれて、モデルはより良くなります。
AI 駆動開発 : Cursor 再入門 : コア – Tab
作成 : Masashi Okumura (@classcat.com)
作成日時 : 11/24/2025
バージョン : 2.1.20
* 本記事は cursor.com/docs の以下のページを参考にしています :
* サンプルコードの動作確認はしておりますが、必要な場合には適宜、追加改変しています。
* ご自由にリンクを張って頂いてかまいませんが、sales-info@classcat.com までご一報いただけると嬉しいです。

Cursor 再入門 : コア – Tab
Tab は自動補完に特化した Cursor モデルです。使い込めば、提案を受け入れたり (Tab) 拒否する (Escape) ことで意図を注入するにつれて、モデルはより良くなります。Tab の使用で、以下が可能になります :
- 複数行を一括で変更
- 欠けている場合に import 文を追加
- 協調的な編集のためにファイル内やファイル間を移動
- 直近の変更、lint エラー、承認済み編集に基づいて提案を取得
提案 (候補)
テキストを追加する際、補完候補が半透明のゴーストテキストとして表示されます。既存のコードを変更しているとき、現在の行の右側に差分ポップアップとして示されます。
Tab で候補を承認し、Escape で拒否し、または Cmd+右矢印キーで単語単位で承認します。タイピングを続けるか、Escape で候補を非表示にできます。
ファイル内の移動
Tab (補完モデル) はファイル内の次の編集箇所を予測し、移動先 (jumps) を提案します。編集を受け入れたあと、再度 Tab を押すと次の位置に移動します。
ファイル間の移動
Tab (補完モデル) はファイル全体にわたるコンテキストに応じた編集を予測します。ファイル間の移動が提案されると、ポータルウィンドウが下部に表示されます。
自動インポート
TypeScript と Python では、Tab (補完モデル) は import 文が欠けているときは自動的に追加します。別ファイルのメソッドを使用すると Tab は import 候補を提案します。追加を承認すると、フローを乱すことなく追加します。
自動インポートが動作しない場合 :
- プロジェクトが適切な言語サーバか拡張機能を備えていることを確認します。
- Cmd . でテストして、Quick Fix の提案に import が現れるか確認します。
Peek 内での Tab
Go to Definition や Go to Type Definition の Peek ビューでも Tab(補完モデル)は動作します。関数シグネチャの変更や、呼び出し元の修正に便利です。
部分的な承認
Cmd Right で一度に 1 単語だけ承認します、editor.action.inlineSuggest.acceptNextWord でキーバインディングを設定できます。”Cursor Settings → Tab” で有効にできます。
設定
- Cursor Tab – 直近の編集内容に基づいて、カーソル周辺に (コンテキストに応じた) マルチライン候補を表示します。
- Partial Accepts – Cmd right で候補の次の単語を承認します。
- Suggestions While Commenting – コメントブロック内で Tab (補完) を有効化
- Whitespace-Only Suggestions – フォーマットだけに影響する編集の許可
- Imports – TypeScript 向けの自動インポートを有効にする
- Auto Import for Python (beta) – Python プロジェクト向けの自動インポートを有効にする
切り替え
ステータスバー (右下) を使用して以下を行うことができます :
- Snooze (スヌーズ) : 指定した時間、Tab を一時的に無効にします。
- グローバルに無効化 : すべてのファイルに対して Tab を無効化。
- 拡張子に対して無効化 : 特定のファイル拡張子 (e.g., markdown or JSON) に対して Tab を無効化。
以上