「ClassCat® ObjDetector v3.0」を 2019年6月から提供開始
– TensorFlow 新実行モードに対応 / 『YOLO 3』『網膜ネット』をサポート –
クラスキャット AI リサーチ (株式会社クラスキャット、代表取締役社長:佐々木規行、茨城県取手市)は、米 Google 社によりオープンソース化された人工知能フレームワーク TensorFlow 上に構築された、高速・高精度なリアルタイム物体検出ソリューション「ClassCat® ObjDetector v3.0」を 2019年6月から提供開始することを発表致しました。
物体検出は活発に研究されている人工知能分野の一つで、画像や動画上の複数種類の物体の位置を特定してクラス分類することを可能にする応用範囲が広い技術です。
本製品「ClassCat® ObjDetector v3.0」の主な特徴は次のようなものです :
- TensorFlow 新実行モード (Eager execution) に対応
- 高速・高精度な人工知能アルゴリズムを新たにサポート
- 動画のリアルタイム物体検出
- データ入力パイプライン API 仕様の統一
人工知能フレームワークのデファクトスタンダードである TensorFlow の優位点の一つは静的計算グラフによる実行モード (グラフモード) の高パフォーマンスですが、TensorFlow 最新バージョンでは高パフォーマンスを維持しつつより柔軟な構築が可能となる新しい実行モード (Eager execution) への移行が必須とされています。「ClassCat® ObjDetector v3.0」はこの TensorFlow の新実行モード Eager execution に対応しています。
「ClassCat® ObjDetector v3.0」は高速・高精度な人工知能アルゴリズムを新たにサポート致しました。『YOLO 3』及び『網膜ネット』と呼称されるこれらのアルゴリズムはそれぞれ高いパフォーマンスと実用性が十分に評価されている最先端技術の物体検出アルゴリズムの一つです。特に『YOLO 3』のサポートにより動画におけるリアルタイム物体検出も可能となっています。
「ClassCat® ObjDetector v3.0」はまたデータ入力パイプライン API 仕様を統一致しました。これは本製品で提供される複数の物体検出アルゴリズムの共通仕様です。このためユーザ企業はこの仕様に適合するアノテーション (画像データを注釈するメタデータ) ファイルを画像データとともに準備すれば手軽に低コストで物体検出ソリューション技術を利用することができます。
「ClassCat® ObjDetector v3.0」の動作環境はマルチクラウド対応です。GPU を装備するインスタンスやベアメタルが利用可能な各種パブリッククラウド Amazon EC2、Microsoft Azure、IBM Cloud、Google Cloud Platform 上で提供されます。
【販売概要】
製品名 : | ClassCat® ObjDetector v3.0 | |
販売時期 : | 2019年6月 | |
販売形態 : | 直接販売・販売パートナー経由・OEM | |
販売価格 : | オープンプライス |
【動作環境】
製品名 : | ClassCat® ObjDetector v3.0 | |
OS : | Ubuntu Server 16.04 LTS | |
ハードウェア : | 各種パブリッククラウドの仮想サーバ、ベアメタルサーバ。 GPU 装備必須。 |
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