エージェントの混合 (Mixture of Agents, MoA) は仮想モデル・プロバイダです。
MoA プリセットを選択すると、そのプリセットの集計モデル (aggregator) が実行モデルとなります。複数のモデルの視点からメリットが得られる複雑なタスクにおいて、Hermes の通常のエージェントループが必要な場合に、MoA を使用してください。
Hermes エージェント☤ 入門 : 機能 – コア : 複数エージェントの混合 (Mixture of Agents, MoA)
作成 : Masashi Okumura (@classcat.com)
作成日時 : 08/28/2026
バージョン : Hermes Agent v0.20.6 (v2026.8.27)
* 本記事は hermes-agent.nousresearch.com/docs の以下のページを参考にしています :
* サンプルコードの動作確認はしておりますが、必要な場合には適宜、追加改変しています。

Hermes エージェント☤ 入門 : 機能 – コア : 複数エージェントの混合 (Mixture of Agents, MoA)
エージェントの混合 (Mixture of Agents, MoA) は仮想モデル・プロバイダです。名前付きの MoA プリセットはそれぞれ、moa プロバイダの下に選択可能なモデルとして表示されます。
MoA プリセットを選択すると、そのプリセットの集計モデル (aggregator) が実行モデルとなります。それはアシスタントのレスポンスを作成し、ツール呼び出しを発行するモデルです。参照モデルは最初に実行され、集計モデルが使用する分析情報を提供します。
複数のモデルの視点からメリットが得られる複雑なタスクにおいて、Hermes の通常のエージェントループ (ツール呼び出し、後続の反復処理、割り込み、トランスクリプトの永続化、および他のメッセージと同じセッションコンテキスト)が必要な場合に、MoA を使用してください。
MoA プリセットをモデルとして選択
プリセットは、通常のモデル選択画面から選択できます :
/model default --provider moa
/model review --provider moa
MoA プリセットは、Hermes のすべての UI で選択可能です、MoA がモデルシステムにおける通常のプロバイダであるためです :
- CLI / ゲートウェイ / TUI /model – `/model <preset> –provider moa` またはデフォルトのプリセットに対して `/model –provider moa`。名前が設定済みのプリセットと完全に一致する場合は、`/model <preset>` のみでも動作します。
- Hermes モデル と ダッシュボード・モデルピッカー – プリセット名がモデルとして表示された `Mixture of Agents` プロバイダー行が表示されます。
- デスクトップ GUI app — モデルドロップダウン・メニューには MoA プリセットセクションが表示されます; いずれか (MoA:<preset>) を選択すると、アクティブなモデルがそのプリセットに切り替わります。デスクトップ設定パネルでもプリセットの作成と編集が可能です。
スラッシュコマンドのショートカット
/moa は、単発で実行するための便利なシンタックスシュガーです。デフォルトの MoA プリセットを使用して 1 つのプロンプトを実行し、使用していたモデルを復元します :
/moa design and implement a migration plan for this flaky test cluster
Hermesは、そのターンの間だけ一時的にデフォルトの MoA プリセットに切り替え、プロンプトを送信した後、以前のモデルに戻します。引数全体はプロンプトです – /moa はそれをプリセット名として解釈しません。
/moa
Bare /moa (no prompt) just prints usage.
セッションの残りの時間で MoA プリセットに 切り替える には、モデルピッカーから選択します – MoA プリセットは、すべてのモデル選択サーフェスの `Mixture of Agents` プロバイダーの下に表示されます (上記参照)。/moa は意図的にモデル切り替えコマンドにしていませんので、通常のプロンプトで誤ってモデルが変更されることはありません。
エージェントループ内での動作
プロバイダー `moa` が選択されている場合、各メインモデル呼び出しに対して、Hermes は :
- 選択されたプリセットを名前で解決します;
- ツールスキーマなしで設置された参照モデルを実行します (それらは – Hermes システムのプロンプトやツール呼び出しのトランスクリプトではなく – 会話のユーザー/アシスタントのテキストのみを受け取るため、参照呼び出しは安価に維持され、プロバイダーによる厳密な拒否を回避します);
- 参照出力をアグリゲーターのプライベートコンテキストとして追加します;
- 設定済みのアグリゲーターを通常の Hermes ツールスキーマで呼び出します;
- アグリゲーターの応答を実際のモデル応答として扱います;
- アグリゲーターがツールを呼び出す場合、Hermes はそれらのツールを通常どおり実行します;
- 次のモデル反復処理では、ツール結果を含む更新された会話に対して、同じ MoA プロセスが再度実行されます。
MoA は通常のモデルシステムを通じて選択されるため、`/goal`、ゲートウェイセッション、TUI セッション、およびデスクトップ・チャットと自動的に連携します。
プリセットの設定
名前付き MoA プリセットは、以下の場所から設定できます :
- ダッシュボード → モデル → モデル設定 → Mixture of Agents
- デスクトップアプリ → 設定 → モデル → Mixture of Agents
- hermes moa configure [name]
- config.yaml
config ファイルにはプロバイダーとモデルのペアが明示的に保存されるため、複数のプロバイダーを組み合わせたり、同じプロバイダーから複数のモデルを使用したりできます :
moa:
default_preset: default
presets:
default:
reference_models:
- provider: openai-codex
model: gpt-5.5
- provider: openrouter
model: deepseek/deepseek-v4-pro
aggregator:
provider: openrouter
model: anthropic/claude-opus-4.8
# Optional: pin sampling temperatures. When omitted (the default),
# temperature is NOT sent and each model uses its provider default —
# the same behavior as a single-model Hermes agent.
# reference_temperature: 0.6
# aggregator_temperature: 0.4
max_tokens: 4096
enabled: true
デフォルトのプリセット:
- リファレンス: openai-codex:gpt-5.5
- リファレンス: openrouter:deepseek/deepseek-v4-pro
- アグリゲーター / 実行 (acting) モデル: openrouter:anthropic/claude-opus-4.8
ターミナル・プリセット管理
hermes moa list
hermes moa configure # update the default preset
hermes moa configure review # create or update a named preset
hermes moa delete review
以上