TensorFlow 1.7.0 リリースノート(翻訳)
翻訳 : (株)クラスキャット セールスインフォメーション
日時 : 03/29/2018
* 本ページは、github TensorFlow の releases の TensorFlow 1.7.0 を翻訳したものです:
主要な特徴と改良
- Eager モードは contrib から移動しています、enable_eager_execution() を試してください。
- Graph は、TensorFlow Lite と互換な固定小数点数の量子化のエミュレーションを書き直し、これは新しい tf.contrib.quantize パッケージによってサポートされます。
- 勾配計算を tf.custom_gradient で簡単にカスタマイズします。
- TensorBoard Debugger プラグイン、TensorFlow Debugger (tfdbg) のグラフィカル・ユーザインタフェース (GUI)、が今では alpha になります。
- 新しい tf.contrib.data.SqlDataset で sqlite データベースを Dataset として読むための実験的サポート。
- 分散 Mutex / CriticalSection が tf.contrib.framework.CriticalSection に追加されました。
- tf.regex_replace によるより良いテキスト処理。
- tf.contrib.data.bucket_by_sequence_length による簡単で、効率的なシークエンス入力。
バグ修正とその他の変更
- Accelerated Linear Algebra (XLA):
- XLA のための MaxPoolGradGrad サポートの追加。
- XLA において Tensorflow からの CSE パスは今では無効にされています。
- tf.data:
- tf.data.Dataset
- tf.load_op_library() メカニズムを使用した、C++ Dataset op kernel を外部ライブラリとしてビルドするためのサポートを追加。
- Dataset.list_files() は今ではデフォルトでその出力をシャッフルします。
- Dataset.shuffle(…, seed=tf.constant(0, dtype=tf.int64)) は今では Dataset.shuffle(…, seed=0) と同じ要素のシークエンスを生成します。
- tf.data.TFRecordDataset に num_parallel_reads 引数を追加。
- tf.data.Dataset
- tf.contrib:
- tf.contrib.bayesflow.halton_sequence は今ではランダム化をサポートします。
- tf.contrib.all_reduce におけるスカラーのサポートを追加。
- tf.contrib.bayesflow.mcmc_diagnostics に effective_sample_size を追加。
- tf.contrib.bayesflow.mcmc_diagnostics に potential_scale_reduction を追加。
- BatchNormalization, Kumaraswamy bijector を追加。
- tf.contrib.learn を deprecate します。既存のコードをどのように変換するかの手順は contrib/learn/README.md をチェックしてください。(訳注: リンクはなし)
- tf.contrib.data
- deprecated な tf.contrib.data.Dataset, tf.contrib.data.Iterator, tf.contrib.data.FixedLengthRecordDataset, tf.contrib.data.TextLineDataset, そして tf.contrib.data.TFRecordDataset クラスを除去しました。
- bucket_by_sequence_length, sliding_window_batch, そして make_batched_features_dataset を追加しました。
- 保守されていない tf.contrib.ndlstm を除去しました。https://github.com/tmbarchive/tfndlstm でそれを外部で見つけることができます。
- tf.contrib.bayesflow の殆どをそれ自身の repo: tfp に移動しました。
- その他:
- 例外が発生する場合、tf.py_func は今では完全なスタック・トレースをレポートします。
- Cloud TPU のために GKE の統合により TPUClusterResolver を統合します。
- サンプラーの統計的テストのためのライブラリの追加。
- GCE VM からのデータを Cloud TPU にストリームするためのヘルパーを追加。
- ClusterResolvers を TPUEstimator により統合します。
- metropolis_hastings インターフェイスを HMC kernel で統一。
- LIBXSMM 畳み込みを別の –define フラグに移動する結果それらはデフォルトでは無効化されました。
- MomentumOptimizer lambda の修正。
- プログラマブルな docstring を通して tfp.layers のボイラープレートを削減します。
- auc_with_confidence_intervals を追加します、線形対数時間計算量で AUC と信頼区間 (= confidence interval) を計算するためのメソッドです。
- array_ops.identity が要請を満たさない場合にユーザが自身のリンク関数を定義できる使用方法を満たすために、regression_head は今ではカスタマイズされたリンク関数を受け取ります。
- VariableDef proto から作成された ResourceVariables のために initialized_value と initial_value の挙動を修正します。
- テンソルの仕様を表現するために TensorSpec を追加します。
- Constant folding pass は今では決定論的です。
- tf.linalg.* において float16 dtype をサポート。
- tf.estimator.Estimator.export_savedmodel に生テンソルをモデル関数に渡すことを可能にする tf.estimator.export.TensorServingInputReceiver を追加します。
以上