Google Colab 上で ComfyUI を利用して簡単に FLUX.1 モデルで画像生成してみます。
FLUX.1 : Colab / ComfyUI で FP8 精度の画像を簡単生成
作成 : Masashi Okumura (@ClassCat)
作成日時 : 08/11/2024
* 本記事の作成には comfyanonymous.github.io/ComfyUI_examples の以下のページを参考にしています :
* サンプルコードの動作確認はしておりますが、必要な場合には適宜、追加改変しています。
* ご自由にリンクを張って頂いてかまいませんが、sales-info@classcat.com までご一報いただけると嬉しいです。
FLUX.1 : Colab / ComfyUI で FP8 精度の画像を簡単生成
前回は FLUX.1 による画像生成について、FLUX.1 : 基礎知識 & Colab / Hugging Face Diffusers による高品質な画像生成 という記事を公開しましたが、今回は Google Colab 上で ComfyUI を利用して簡単に画像生成してみます。
といっても、ComfyUI_examples : Flux Examples の Simple to use FP8 Checkpoint version のセクションをなぞっているだけですが、FP8 精度のモデルを使用し L4 GPU で短時間で生成可能です。
言うまでもなく、FP8 精度モデルは FP16 に比べて品質は劣りますが、L4 GPU で余裕で動作し、短時間で簡単に利用できるというメリットがあります。
環境構築
Colab 上で ComfyUI を利用するには以下に従うだけですが、FLUX.1 FP8 チェックポイントの配備についてはこの後のセクションで説明します :
- comfyanonymous/ComfyUI/README.md : Jupyter Notebook
※ ハードウェア・アクセラレータは L4 GPU で十分です。16 GB ほど消費します。
FLUX.1 Dev FP8 チェックポイント
FLUX.1 Dev の FP8 精度のチェックポイントは Hugging Face の Comfy-Org/flux1-dev にあります。
このチェックポイントを取得したら、ComfyUI/models/checkpoints/ ディレクトリに配備するだけです。
デフォルトのワークフローで動作し、通常の “Load Checkpoint” ノードでロード可能です。
注意点としては、 KSample の CFG の値を 1.0 程度に設定する 必要があります。動作確認できたら、適切に補正すると良いでしょう。
カスタマイズされたワークフロー
前出の Simple to use FP8 Checkpoint version の Flux Dev にある画像を ComfyUI 上にドラッグ&ドロップすれば、以下のようなワークフローが得られます :
FLUX.1 Schnell FP8 チェックポイント
FLUX.1 Schnell についても同様です。
FLUX.1 Schnell の FP8 精度のチェックポイントは Hugging Face の Comfy-Org/flux1-schnell にあります。
このチェックポイントを取得したら、ComfyUI/models/checkpoints/ ディレクトリに配備するだけです。
デフォルトのワークフローで動作し、通常の “Load Checkpoint” ノードでロード可能です。
注意点としては、 KSample の CFG の値を 1.0 程度に設定する 必要があります。動作確認できたら、適切に補正すると良いでしょう。
カスタマイズされたワークフロー
前出の Simple to use FP8 Checkpoint version の Flux Schnell にある画像を ComfyUI 上にドラッグ&ドロップすれば、カスタマイズされたワークフローが得られます。以下はそのワークフローを利用した画面です :
以上