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Hermes エージェント☤ 入門 : 機能概要 & Nous ツールゲートウェイ

Posted on 07/19/2026 by Masashi Okumura

Hermes Agentは、基本的なチャット機能をはるかに超える豊富な機能を備えています。永続メモリやファイル認識コンテキストから、ブラウザの自動化や音声会話まで、これらの機能が連携して、Hermes を強力な自律型アシスタントへと進化させます。
また、ツールゲートウェイは、Nous Portal の有料サブスクリプションすべてに含まれています。Hermes のツール呼び出し – Web 検索、画像生成、テキスト読み上げ (text-to-speech)、クラウド・ブラウザ自動化 – は、Nous が既に運用しているインフラストラクチャを経由してルーティングされるため、エージェントを有効活用するために Firecrawl、FAL、OpenAI、Browser Use、等のサービスに別途登録する必要はありません。

Hermes エージェント☤ 入門 : 機能 – 機能概要 & Nous ツールゲートウェイ

作成 : Masashi Okumura (@classcat.com)
作成日時 : 07/19/2026
バージョン : Hermes Agent v0.18.2 (2026.7.7.2)

* 本記事は hermes-agent.nousresearch.com/docs の以下のページを参考にしています :

  • Features : Features Overview
  • Features : Nous Tool Gateway

* サンプルコードの動作確認はしておりますが、必要な場合には適宜、追加改変しています。

 

 

Hermes エージェント☤ 入門 : 機能 – 機能概要

Hermes Agentは、基本的なチャット機能をはるかに超える豊富な機能を備えています。永続メモリやファイル認識コンテキストから、ブラウザの自動化や音声会話まで、これらの機能が連携して、Hermes を強力な自律型アシスタントへと進化させます。

 

コア

  • ツール & ツールセット – ツールは、エージェントの機能を拡張する関数です。これらは論理的なツールセットに整理されており、プラットフォームごとに有効化または無効化できて、Web 検索、ターミナル実行、ファイル編集、メモリ管理、委任、等が含まれます。

  • スキルシステム – エージェントが必要に応じてロードできるオンデマンドのナレッジドキュメント。スキルはトークン使用量を最小限に抑えるため、段階的な情報開示パターンに従い、agentskills.io 標準仕様と互換性があります。

  • 永続メモリ – セッション間で保持される、制限され、キュレートされたメモリ。Hermes は、MEMORY.md と USER.md を通じて、ユーザーの設定、プロジェクト、環境、学習内容を記憶します。

  • コンテキストファイル – Hermes は、プロジェクト内での動作方法を形成するプロジェクト・コンテキストファイル (.hermes.md, AGENTS.md, CLAUDE.md, SOUL.md, .cursorrules) を自動的に検出してロードします。

  • コンテキスト・リファレンス – @ の後にリファレンスを入力すると、ファイル、フォルダ、git の差分、URL をメッセージに直接注入できます。Hermes はリファレンスをインラインで展開し、コンテンツを自動的に追加します。

  • チェックポイント – Hermes はファイル変更を行う前に作業ディレクトリのスナップショットを自動的に作成します、これにより、問題が発生した場合に /rollback コマンドでロールバックできる安全策が提供されます。

 

自動化 (オートメーション)

  • スケジュールタスク (Cron) – 自然言語または cron 式を使用して、タスクを自動的に実行するようにスケジュールできます。ジョブはスキルを紐づけ、結果を任意のプラットフォームに配信し、一時停止/再開/編集操作をサポートします。

  • サブエージェント委任 – delegate_task ツールは、分離されたコンテキスト、制限されたツールセット、および独自のターミナルセッションを備えた、子エージェント・インスタンスを生成します。並列ワークストリームのために、デフォルトで (設定可能) 3 つのサブエージェントを同時に実行できます。

  • コード実行 – execute_code ツールを使用すると、エージェントは Hermes ツールをプログラム的に呼び出す Python スクリプトを作成し、サンドボックス化された RPC 実行を介して、複数ステップのワークフローを単一の LLM ターンに集約できます。

  • イベントフック – ライフサイクルの重要なポイントでカスタムコードを実行します。ゲートウェイフックはログ記録、アラート、および Webhook を処理します; プラグインフックはツールインターセプト、メトリクス、およびガードレールを処理します。

  • バッチ処理 – Hermes エージェントを数百または数千のプロンプトに対して並列実行し、トレーニングデータ生成や評価用の構造化された ShareGPT 形式の軌跡 (trajectory) データを生成します。

 

メディア & Web

  • 音声モード – CLI とメッセージングプラットフォーム全体で完全な音声インタラクションが可能です。マイクを使ってエージェントと会話したり、音声による返答を聞いたり、Discord の音声チャンネルでリアルタイムの音声会話を行うことができます。

  • ブラウザ自動化 (オートメーション) – 複数のバックエンドを使用した完全なブラウザ自動化: Browserbase クラウド、Browser Use クラウド、CDP (Chrome DevTools Protocol) 経由のローカル Chrome/Brave/Chromium/Edge、またはローカル Chromium。ウェブサイトのナビゲーション、フォームへの入力、情報の抽出が可能です。

  • ビジョン & 画像ペースト – マルチモーダルなビジョンをサポートします。クリップボードから CLI に画像を貼り付け、エージェントに任意のビジョン対応モデルを使用してそれらの画像を分析、説明、または操作するように指示できます。

  • 画像生成 — FAL.ai を使用してテキストプロンプトから画像を生成します。9 つのモデル (FLUX 2 Klein/Pro、GPT-Image 1.5/2、Nano Banana Pro、Ideogram V3、Recraft V4 Pro、Qwen、Z-Image Turbo) がサポートされています; `hermes tools` からいずれかを選択してください。

  • 音声 & TTS – すべてのメッセージングプラットフォームで Text-to-speech 出力と音声メッセージのトランスクリプション (文字起こし) が可能で、10 のネイティブ・プロバイダーオプションがあります: Edge TTS (無料)、ElevenLabs、OpenAI TTS、MiniMax、Mistral Voxtral、Google Gemini、xAI、NeuTTS、KittenTTS、Piper – 更にあらゆるローカル TTS CLI 用のカスタムコマンドプロバイダーも利用可能です。

 

統合

  • MCP 統合 – stdio または HTTP トランスポートを介して任意の MCP サーバーに接続します。ネイティブの Hermes ツールを作成することなく、GitHub、データベース、ファイルシステム、内部 API などの外部ツールにアクセスできます。サーバーごとのツールフィルタリングとサンプリングもサポートしています。

  • プロバイダー・ルーティング – どの AI プロバイダーがリクエストを処理するかをきめ細かく制御できます。ソート、ホワイトリスト、ブラックリスト、優先順位付け機能を使用して、コスト、速度、品質を最適化できます。

  • フォールバック・プロバイダー – プライマリモデルでエラーが発生した場合、バックアップの LLM プロバイダーに自動的にフェイルオーバーします、これには、画像処理や圧縮などの補助タスクに対する独立したフォールバックも含まれます。

  • 認証情報 (Credential) プール – 同じプロバイダに対して複数のキーに渡り API 呼び出しを分散します。レート制限や障害発生時には自動的にローテーションされます。

  • プロンプトキャッシュ – ネイティブの Anthropic、OpenRouter、および Nous Portal 上の Claude 向けに、セッションをまたぐ 1 時間有効のプレフィックス・キャッシュを組み込んでいます。常時有効です; 設定は不要です。

  • メモリプロバイダー – 組み込みのメモリシステムを超えて、セッションをまたいだユーザーモデリングとパーソナライゼーションを実現するために、外部メモリバックエンド (Honcho, OpenViking, Mem0, Hindsight, Holographic, RetainDB, ByteRover, Supermemory) をプラグインします。

  • API サーバー – Hermes を OpenAI 互換の HTTP エンドポイントとして公開します。OpenAI 形式に対応するあらゆるフロントエンドを接続できます – Open WebUI, LobeChat, LibreChat, 等。

  • IDE 統合 (ACP) – VS Code, Zed, JetBrains 等の ACP 対応エディタ内で Hermes を使用できます。チャット、ツールアクティビティ、ファイル差分、ターミナルコマンドがエディタ内で表示されます。

  • バッチ処理 – CLI から多数のプロンプトまたはタスクに対してエージェントを並列実行し、評価や下流のトレーニング・パイプラインに適した構造化された出力と軌跡キャプチャを取得します。

 

カスタマイズ

  • パーソナリティ & SOUL.md – エージェントのパーソナリティを完全にカスタマイズできます。SOUL.md は主要なアイデンティティ・ファイルです – システムプロンプトの最初のものです – セッションごとに、組み込みまたはカスタムの /personality プリセットを切り替えることができます。

  • スキン & テーマ – CLI の視覚的な表示をカスタマイズします: バナーの色、スピナーの外観とステータステキスト (spinner faces and verbs)、応答ボックスのラベル、ブランディングテキスト、ツールアクティビティのプレフィックス。

  • プラグイン – コアコードを変更することなく、カスタムツール、フック、および統合機能を追加できます。3 種類のプラグイン・タイプ: 汎用プラグイン (ツール/フック)、メモリプロバイダ (セッション間ナレッジ)、コンテキストエンジン (代替コンテキスト管理)。統一された Hermes プラグインのインタラクティブ UI で管理できます。

 

Hermes エージェント☤ 入門 : 機能 – Nous ツールゲートウェイ

One subscription. Every tool built in.

ツールゲートウェイは、Nous Portal の有料サブスクリプションすべてに含まれています。Hermes のツール呼び出し – Web 検索、画像生成、テキスト読み上げ (text-to-speech)、クラウド・ブラウザ自動化 – は、Nous が既に運用しているインフラストラクチャを経由してルーティングされるため、エージェントを有効活用するために Firecrawl、FAL、OpenAI、Browser Use、等のサービスに別途登録する必要はありません -> Start or manage subscription

 

What’s included

  • (ツール – What you get)

  • 🔍 Web 検索 & 抽出 – Firecrawl によるエージェントレベルの Web 検索とページ全体の抽出。レート制限を気にする必要はありません。ゲートウェイがスケーリングを処理します。

  • 🎨 画像生成 – 1 つのエンドポイントで 9 個のモデルがあります: FLUX 2 Klein 9B, FLUX 2 Pro, Z-Image Turbo, Nano Banana Pro (Gemini 3 Pro Image), GPT Image 1.5, GPT Image 2, Ideogram V3, Recraft V4 Pro, Qwen Image. フラグを使用して生成ごとに選択するか、Hermes にFLUX 2 Klein をデフォルトとして設定します。

  • 🔊 Text-to-speech – OpenAI TTS の音声が text_to_speech に統合されました。音声メモを Telegram にドロップしたり、パイプライン用の音声を生成したり、あらゆるものをナレーションできます。

  • 🌐 クラウド・ブラウザ自動化 – Browser Use を介したヘッドレス Chromium セッション。browser_navigate, browser_click, browser_type, browser_vision – エージェントを駆動するすべてのプリミティブが利用可能で、Browserbase アカウントは不要です。

これら 4 つの機能はすべて従量課金制で、Nous のサブスクリプションに課金されます。任意の組み合わせ – (例えば) Web と画像用のゲートウェイを実行しつつ、TTS 用に自身の ElevenLabs キーを保持する – で使用できます、あるいは、すべてを Nous 経由でルーティングすることも可能です。

 

Why it’s here

実際に機能するエージェントを構築するには、5+ API サブスクリプションを縫い合わせる (統合する) 必要があります – それぞれが独自のサインアップ、レート制限、課金、そして独特の癖を持っています。このゲートウェイは、それらを 1 つのアカウントに統合します :

  • 請求書は 1 つ (One bill) – Nous に支払うだけです; あとはすべて Nous がやります。

  • サインアップは 1 回数 – Firecrawl, FAL, Browser Use, OpenAI 音声のアカウント管理は不要です。

  • キーは 1 つ – Nous Portal の OAuth で全てのツールをカバーできます。

  • 同じ品質 – 直接キー・ルートと同じバックエンドを使用しています – Nous がフロントエンドとして機能するだけです。

いつでも、ツールごとに、お好きな時に、あなたのキーを持ち込んでください (BYOK)。ゲートウェイは囲い込みではなく、近道です。

 

Get started

参加方法は 3 つあります – あなたの状況に合った方法を選んでください :

hermes setup --portal     # Fresh install: Nous OAuth + set Nous as provider + turn on the Tool Gateway in one go
hermes model              # Switch your inference provider to Nous Portal — Hermes then offers to turn on the gateway for all tools
hermes tools              # Enable the gateway per-tool — pick "Nous Subscription" for any tool you want

`hermes setup –portal` と `hermes model` は、すべてを一度に設定する方法です: 一度ログインすれば、必要に応じてすべてのツールをゲートウェイに切り替えられます。`hermes tools` はアラカルト方式の進め方です – あなたが望むツールだけを、一度にひとつずつ、有効にできます。

最初にログインする必要はありません。`hermes tools` を使用すると、Nous Portal にサインインしたことがなくても、Nous が管理するバックエンド (Web 検索、画像、動画、TTS、ブラウザ)が常に一覧表示されます。いずれかを選択すると、認証されていない場合は Hermes がその場で Portal へのログインを実行します – 事前に `hermes model` を実行する必要はありません。Nous OAuth が既に有効になっている場合は、バックエンドを選択するだけで、追加のプロンプトなしで即座に有効になります。このパスでは、選択したツールのみにログインして有効にするだけです – 推論プロバイダは切り替わらず、他のすべてのツールのゲートウェイを有効にするよう促されることもありません。

Check what’s active at any time:

hermes portal info        # Portal auth + Tool Gateway routing summary
hermes portal tools       # Gateway catalog with current routing per tool
hermes status             # Full system status (Tool Gateway is one section)

hermes portal info shows a section like:

◆ Nous Tool Gateway
  Nous Portal     ✓ managed tools available
  Web tools       ✓ active via Nous subscription
  Image gen       ✓ active via Nous subscription
  TTS             ✓ active via Nous subscription
  Browser         ○ active via Browser Use key

Tools marked “active via Nous subscription” are going through the gateway. Anything else is using your own keys.

 

利用要件 (Eligibility)

ツールゲートウェイは 有料サブスクリプション 機能です。無料プランの Nous アカウントでは、Portal を使用して推論を行うことはできますが、管理ツールは利用できません – ゲートウェイを利用するには、プランをアップグレードしてください。

一部のアカウントではまた、無料ツールプールが利用可能です – 有料サブスクリプションなしでゲートウェイツール呼び出しをカバーできる、少量の管理ツール利用枠です。無料プールが利用可能な場合、ゲートウェイはそれを表示し、初回使用時に設定プロンプトを表示しますので、オプトインしてすぐに管理ツールの使用を開始できます。

 

自由に組み合わせ可能

ゲートウェイはツールごとに設定できます。必要なものだけを有効にしてください :

  • すべてのツールを Nous 経由で ― 最も簡単; 1つのサブスクリプションで完了。

  • Web + 画像用にゲートウェイ、独自の TTS を持ち込む ― ElevenLabs の音声はそのままに、残りは Nous に任せます。

  • キーを持たないツールのみゲートウェイ ― 「Browserbase は既に課金しているが、Firecrawl アカウントは必要ない」というケースも問題ありません

Switch any tool at any time via:

hermes tools          # Interactive picker for each tool category

ツールを選択し、プロバイダーとして Nous Subscription (または好きなプロバイダー) を選択してください。設定の編集は不要です。まだ Nous Portal にログインしていない場合は、Nous Subscription を選択すると、Portal へのログインがインラインで開始されます – 最初に `hermes model` で認証する必要はありません。

 

個別の画像モデルの使用

画像生成は、速度を考慮してデフォルトで `FLUX 2 Klein 9B` に設定されています。モデル ID を image_generate ツールに渡して、呼び出しごとにオーバーライドできます :

  • (モデル – ID – Best for)

  • FLUX 2 Klein 9B – fal-ai/flux-2/klein/9b – 高速で、適切なデフォルト

  • FLUX 2 Pro – fal-ai/flux-2-pro – より高い忠実度の FLUX

  • Z-Image Turbo – fal-ai/z-image/turbo – スタイリッシュで、高速

  • Nano Banana Pro – fal-ai/nano-banana-pro – Google Gemini 3 Pro Image

  • GPT Image 1.5 – fal-ai/gpt-image-1.5 – OpenAI image gen, text+image

  • GPT Image 2 – fal-ai/gpt-image-2 – OpenAI 最新版

  • Ideogram V3 – fal-ai/ideogram/v3 – 強力なプロンプト追従性 + タイポグラフィ

  • Recraft V4 Pro – fal-ai/recraft/v4/pro/text-to-image – ベクタースタイル、グラフィックデザイン

  • Qwen Image – fal-ai/qwen-image – Alibaba マルチモーダル

セットは進化します — `hermes tools` → Image Generation では、現在のライブリストが表示されます。

 

設定リファレンス

ほとんどのユーザーはこの設定を触る必要はありません – `hermes model` と `hermes tools` がすべてのワークフローを対話的にカバーしているからです。このセクションは、config.yaml を直接記述するか、スクリプトで設定する場合のためです。

 

ツールごとの use_gateway フラグ

各ツールの config ブロックには、use_gateway ブール値を指定します :

web:
  backend: firecrawl
  use_gateway: true

image_gen:
  use_gateway: true

tts:
  provider: openai
  use_gateway: true

browser:
  cloud_provider: browser-use
  use_gateway: true

優先順位: `use_gateway: true` は、.env 内の直接キーに関係なく Nous を経由します。`use_gateway: false` (または存在しない) は、利用可能な場合は直接キーを使用し、存在しない場合にのみゲートウェイにフォールバックします。

 

ゲートウェイの無効化

web:
  use_gateway: false   # Hermes now uses FIRECRAWL_API_KEY from .env

`hermes tools` は、ゲートウェイ以外のプロバイダを選択すると自動的にフラグをクリアするため、通常は自動的に無効化されます。

 

以上





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