Keras 2.1.5 リリースノート (翻訳)
翻訳 : (株)クラスキャット セールスインフォメーション
日時 : 03/10/2018
- Keras のマイナーアップデート 2.1.5 がリリースされましたので、リリースノートを翻訳しておきました。先の 2.1.4 リリースからまだ1ヶ月も経過していませんが、短いサイクルで更新する方針のようです。
- 新しいシークエンス生成 API TimeseriesGenerator と新しい畳込み層 DepthwiseConv2D の追加が主目的のようです。
- ImageDataGenerator に brightness_range と validation_split が追加拡張されました。特に後者は必要性を感じていたかたも多いでしょう。
- また、 (CPU 上の推論のため) keras.layers.CuDNNLSTM からの重みが keras.layers.LSTM 層にロード可能になりました。
* 本ページは、github Keras の releases の Keras 2.1.5 を翻訳したものです:
改良領域
- バグ修正。
- 新しい API : シークエンス生成 API TimeseriesGenerator と新しい層 : DepthwiseConv2D。
- ユニットテスト / CI 改良。
- ドキュメント改良。
API 変更
- 新しいシークエンス生成 API keras.preprocessing.sequence.TimeseriesGenerator の追加。
- 新しい畳込み層 keras.layers.DepthwiseConv2D を追加。
- keras.layers.CuDNNLSTM からの重みが keras.layers.LSTM 層にロードされることを可能にします (e.g. CPU 上の推論のため)。
- keras.preprocessing.image.ImageDataGenerator において brightness_range データ拡張引数を追加。
- keras.preprocessing.image.ImageDataGenerator に validation_split API を追加。コンストラクタ に validation_split を渡すことが可能で (float)、そして引数 subset=’validation’ または subset=’training’ をメソッド flow と flow_from_directory に渡すことにより training/validation サブセット間で選択します。
重要な変更
- ConvLSTM2D のモジュール実装へのリファクタリングの副作用として、Theano における recurrent dropout サポートはこの層のために破棄されました。
以上