Keras 2.1.6 リリースノート (翻訳)
翻訳 : (株)クラスキャット セールスインフォメーション
日時 : 04/24/2018
- Keras のマイナーアップデート 2.1.6 がリリースされましたので、リリースノートを翻訳しておきました。
- 本リリースはバグ修正が中心です。仕様変更としては関数引数の追加が目立ちますが、
特に multi_gpu_model 関数において、テンプレート・モデルの重みを CPU 上にあることを強制するか否か、merge 演算を CPU 上か GPU 上で動作するかを制御するための引数が追加されました。
* 本ページは、github Keras の releases の Keras 2.1.6 を翻訳したものです:
改良領域
- バグ修正
- ドキュメント改良
- 小さなユーザビリティ改良
API 変更
- コールバック ReduceLROnPlateau において、epsilon 引数を min_delta に名前変更しました (後方互換性)。
- コールバック RemoteMonitor において、引数 send_as_json を追加します。
- バックエンド softmax 関数において、引数 axis を追加します。
- Flatten 層において、引数 data_format を追加します。
- save_model (Model.save) と load_model 関数において、h5py.File オブジェクトとなる filepath 引数を可能にします。
- Model.evaluate_generator において、verbose 引数を追加します。
- Bidirectional ラッパー層において、constants 引数を追加します。
- multi_gpu_model 関数において、引数 cpu_merge と cpu_relocation を追加します (テンプレート・モデルの重みを CPU 上にあることを強制するか否か、そして merge 演算を CPU 上か GPU 上で動作するかを制御します)。
- ImageDataGenerator において、int か 1D 配列-like となる引数 width_shift_range を可能にします。
互換性を壊す変更 (Breaking Changes)
このリリースは既知の互換性を壊す変更は含みません。
以上